過去ログ - 青子「……」有珠「……ひどい」草十郎「……ごめん」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/10(木) 20:54:45.18 ID:YJemFYN90





「その、いまさらだけど」




 凍りついた部屋に、白々しく響く自分の声。
 その場違いさに申し訳ない気持ちになりながら、草十郎は少女に語りかけた。
 いつまでも見つめ合っている訳にもいかない。
 ……見つめ合っていると思っていたのは自分だけで、少女は睨み合っていたつもりかもしれないし。





「ここはどこで、君は誰だか分かるかな?」





 少女は黒い瞳をかすかに細める。
 
 麗らかな春の木漏れ日。
 暖かな午睡の日差しの中、青年と少女はゆっくりと話をし始めた。
 時計の針の音が、耳に心地よく響くゆるやかな時の中で―――。



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