過去ログ - 古泉とキョン「あいかわらずなボクら」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/05/05(土) 02:09:49.18 ID:SaDENkVG0

 と、そこで僕のジャケットを引っ張る彼。
 そのまま谷口氏と国木田氏と少し離れた場所で、小声で喋ってきます。

「お前……いいのか?」
「さて、何の事でしょうか?」
「その、なんだ? 機関の何か仕事中か何か……なんだろ?」
「んふっ、ご名答ですね。如何にもその通りです」
 彼も良く分かってらっしゃる。普段団活以外では今まで会った事がありませんからね。おっと機関絡みでしたら何度もお会いしていますがね。

 と、そのタイミングで僕の胸ポケットからバイブレーションの振動が伝わってきます。この空間の大音量のせいで音は聞こえませんが、メールだと確信していました。胸元から携帯を取り出した瞬間でした。

「貸せよっ!」
 突然の事にビックリしてしまいました。そんな強行手段をとる彼が初めてなだけに、いともあっさりと携帯を奪われてしまいます。
 その中には機関絡みの情報が入ってるだけに彼には見せられません。急いで奪還しようと思い、手を伸ばしますが、彼もそれは想定済みなのでしょうか、僕の手を掻い潜ると、僕の携帯を掲げたままニヤリとした顔を見せるのでした。
「別に中身には興味がねぇ。だが電話だけさせてくれ」
「何故ですか? どこに掛けるおつもりで?」  
 それなら、僕の携帯じゃなくともあなたの携帯でいいのでは?

 一体何処に掛けたのでしょうか? 耳を当てだした彼の一瞬の突いてその携帯を奪還しようと思ったのですが。




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