過去ログ - 古泉とキョン「あいかわらずなボクら」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/05/05(土) 02:11:30.12 ID:SaDENkVG0

「もしもし、森さん? 俺ですよ」
 えっ? 何故森さんに? 一旦奪還するのをやめ、その成り行きを見守りました。あぁ……もう始末書では済まないのかもしれません。
 このままでは機関から叱責されるのは間違いないと思った僕は、強引に彼に迫りその携帯に手を伸ばします。それに気づいた彼は携帯を持ったまま一目散に逃げていってしまったのでした。


「お〜いキョン何処行くんだ? もう始まっちまうぞ」
 彼を追いかけます。この時の僕の顔はきっと終始笑顔ではなかった事でしょう。広いゲームセンターの中を縦横無尽に走る彼。僕が全速力で追いかけていると、やがて観念したのか立ち止まるとニヤっとしながら「ほらよっ」と携帯を僕の方に投げ出した。


「俺と遊んでいいってよ。だからちょっと付き合え」
 唖然でした。その言葉が理解できない。


「森さんの許可を貰ったんだ。好きなだけ連れまわしてOKだってな」
 ……あなたは一体何を言っているのですか?

「おっ、珍しく真顔だな」
 その時ばかりは僕のデフォルトである笑顔も、そして余裕も彼に見せることは出来ませんでした。

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