過去ログ - 古泉とキョン「あいかわらずなボクら」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(兵庫県)
[sage]
2012/05/05(土) 02:13:20.36 ID:SaDENkVG0
「で、これを同時に前に倒すと、ダッシュだ」
「なるほど」
「で、そのまま左右に倒すと……」
「旋回ですね」
「そうそう。古泉君上手いね、谷口とは大違いだよ」
僕が連れられた場所。
それはさっき谷口氏が指差したあの大掛かりな固体の中でした。今彼ら3人にそのゲームの操作方法を伝授されている場面でして。今必死に訓練を行っている最中ですね。
個体の中に入ると、部屋の上半分以上が画面のスクリーンでして、とても臨場感があり、迫力があります。こんなゲームなど体験した事が無いだけに少しばかり緊張してしまいますね。
しかしながら機関の任務の方が遥かに緊張感がありますが。
おっとそんな機関絡みの事は……今の僕には必要ありませんでしたね。
さて、と。そういった心境の変化なのですが。
先ほどの話に戻しますと、信じられないと言った顔をしていたであろう僕に、彼は……
「じゃあ森さんに掛けてみろよ」
勿論その通りにしないと僕も気が気でありませんでしたからね。
そして森さんに電話すると。彼の予想通りの返答が返ってきます。
「今回は仕方がありません。彼の要求通りに従いましょう」
そんな森さんの言葉は、改めて以外だった。と、そう思わざるをえませんでした。成り行き上仕方が無かったといえばそれまでですが、彼と一緒に遊ぶという事は今まで考えられなかったのですから。
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