過去ログ - サガフロンティア2SS
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25: ◆IZLwGhF6Cg[sage]
2012/05/06(日) 17:03:52.10 ID:9JY6b9+ko
シルマール「はぁぁ……」パァァ

父「いいぞ、もっと木の葉に精神を集中させて」

シルマール「はぁ……」キィーン

父「いいぞ、木の葉のなかアニマの『鋭さ』を引き出すんだ」

シルマール「はぁ!」スパーン

父「!」

シルマール「やりました!木の葉で石を斬れました!」

父「見事だ」ナデナデ

シルマール「えへへ……」

父「私がそれだけの術を極めたのは20歳を超えてからだ……。シルマールお前には術の才能があるな」

シルマール「本当ですか?」

父「ああ、自信をもて」

シルマール「ねぇ、お父さん。これ友達に見せてもいいですか?」

父「それは……駄目だ。外で術を使ってはいけない」

シルマール「なぜです?外で使わないのなら何のために術を使うんですか?」

父「外で使えばお前ほどの術師はきっと……」

シルマール「きっと……なんです?」

父「……」

父「シルマール。私にも術の師がいる」

シルマール「お父さんの先生?」

父「ああ、ルナストル先生だ。私は途中で師事することをやめてしまったが、先生はこういっていた」

父「何かをなすために術があるのではなく、術を極めるために人生がある、と」

シルマール「どういう意味ですか?」

父「術師の本分は術のみを極めることにあるということだよ」

シルマール「へぇ……変わったことをいう人ですね」

父「ははは、確かに変わり者だ。人里はなれた山奥に篭りっぱなしだからな」

父「だから、シルマール。何かのために術を使おうなどとは考えないことだ」

シルマール「……」

母「ご飯ができましたよー」

シルマール「あ、お母さんだ!」タタタッ

父「ふふっ、まだあの子には早かったかな」


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