37: ◆IZLwGhF6Cg[sage]
2012/05/10(木) 20:47:49.45 ID:4uUsskpWo
シルマール「はぁ……はぁ……どうして……なんの武器・道具(ツール)も使ってないのに……私のツールが効かない……」
ルナストル「教えて欲しいか?」
シルマール「教えてくれるんですか!?」
ルナストル「当たり前じゃ。お主には強くなってもらわねばならんからの」
シルマール「そ、それも?」
ルナストル「ああ、わしが術の高みを目指すためじゃ。はっはっは」
シルマール「ぷっ……ははっ……なるほど、お父さんの行ってたとおり変な人だ」
ルナストル「変とはなんじゃ、教えてやらんぞ」
シルマール「それでも教えてくれるんでしょう?」
ルナストル「まあの。お主の攻撃が効かないのはわしのツールを硬化させておるからじゃ」
シルマール「しかし、何もツールなんて持ってないですよね?」
ルナストル「持っておるよ。見えんのか?」
シルマール「え……ま、まさか……先生の体を……?」
ルナストル「その通りじゃ」
シルマール「で、でもツールは消耗品です。それを自分の体なんかを使ったりしたら……」
ルナストル「ツールが消耗品などと誰が決めた?」」
シルマール「え?」
ルナストル「アニマの扱いが雑なものが扱えば、ツールはその内包するアニマを失っていくじゃろう」
ルナストル「じゃが、内包するアニマを完全に使いこなしたとしたら?」
シルマール「完全に?」
ルナストル「大地に返さず、それをそのまま使い続けることが出来るのではないか?それも最高の状態で」
シルマール「す、すごい……」
ルナストル「わしはな……最高の術士というのが何なのかそれを知りたいんじゃよ」
シルマール「最高の術士ですか」
ルナストル「そのためにも修行と実践じゃな。はっはっは」
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