過去ログ - フィアンマ「オッレルスに性的な悪戯をしようと思う。安価が導くままに」
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◆H0UG3c6kjA
[saga]
2012/05/25(金) 23:49:16.30 ID:fgqcZQeu0
「……じゃあ、そうしよう」
開き直ったような態度でそうにこやかに口にしたオッレルスの言動に思わず黙りこみながらも、一度言った手前まさか『オッレルスにそんな趣味は無いだろう』と高を括っていました等とはとても言えず、フィアンマは戸惑い気味に頷いた。
子供達やシルビアが居ない以上、昼間から行為に持ち込むという事は今まで以上に容易ではあった。
せめてシャワーを浴びてからにしよう、というフィアンマの提案により、実際は夕方まで延長してから開始したのだが。
オッレルスは二つの大鍋を見比べた後、蜂蜜を手にした。
理由は、練乳だとより卑猥なものの、自分のかけた覚えの無い精液がフィアンマの身体にかかっているように思えて不快だから、という嫉妬心混じりなもの。
本当に嫉妬心の強いヤツだ、等と思いつつ、フィアンマはベッドに倒れこむ。
ぽふり、という軽く呑気な音を立ててシーツに沈み込みながら、フィアンマは楽しそうに口元を弛ませているオッレルスを見上げた。
食べる分の蜂蜜500g程を除いた、約1.5リットルもの蜂蜜。
顔にかけられたら溺死してしまいそうだ、などとどうでも良い事を考えながら、自分の身体を浸していく甘い金色の液体を見つつ、頬に付着した一滴を舐める。当然のことながら、噎せそうな程に甘い。
自分で摂取しておいて褒めたたえるのもなんだが、良質で美味な蜂蜜だな、等と思考しながら、フィアンマが身じろぐ。
自らの瞳と同色の甘い液体に塗れ、ほんの少し不快そうな表情を浮かべるフィアンマの様子は、恐らくオッレルスでなくとも多少の欲情を覚えるものではなかろうか。
白い肌、金色の瞳、長い手足、整った優しげな顔立ちと、それに相反する鋭い眼光。
長い睫毛、高い鼻。薄い唇。細い首筋から鎖骨にかけてのくっきりとしたラインは、それだけで既に色気を醸し出している。その事を自覚した上での常の衣装なのだろうかと思わせる程に。
フィアンマの鎖骨に溜まった蜂蜜を舐めとり、その甘ったるさに軽く噎せながら、オッレルスは欲の色に染まった目を細める。
十代後半の思春期男子じゃあるまいし、と思いつつもフィアンマに対してはそれなりどころか割と過剰な劣情が湧き起こるのは、愛故か、彼の美しい容姿故か。
「オッレル、ス…くすぐっ、たいのだが」
「我慢してくれ」
さらりと一言返し、冷静な男の指が青年の頬を撫でる。
特別柔らかでもない頬を指先に付着した蜂蜜で汚しながら、その手はどことなく淫猥な手つきで上から中腹、中から下腹部へと至る。
そんな事を想像してしまえばまだ腹部辺りに手があるにも関わらず『あ、』と短い声を漏らし、すぐさまそれを恥じ入るように顔を横へ逸らし視線を合わせようとしない青年の様子に小さく笑みを浮かべながら、男は首筋を甘く噛み、強く吸いついた。
ちゅ、とした可愛らしい音とは裏腹にぴりりとした痛みが走り、青年は知らず知らずの内に僅かながら身を強張らせた。甘い匂いでけほけほと咳き込む。
これは片付けが面倒な事になるだろうな、と二人同時に思った辺りで、男の手が青年の下腹部に触れる。
蜂蜜でレモンを浸けるのとは程遠い動きで、同じ甘さで、青年自身に蜂蜜が塗りこまれている。純度の高い蜂蜜は天然のローションと同義。
先端を撫で蜂蜜を先端へと強く塗りつける動きから逃れたがる様に、フィアンマが身動く。
当然オッレルスがそれを見逃す筈もなく、明らかに欲情しながらも余裕有り余る様子で微笑み、今現在口内で、部屋中の匂いでしつこく自己主張し続けている蜂蜜よりも甘さを帯びた声で低く囁いた。
いやに意地の悪い声だった。
「本当に甘い物が好きなんだな、君は。蜂蜜に犯されて気持ちが良いのか?」
「違、っあ」
「違わないだろう?蜂蜜は白さゼロなのに、クリーム色になってる。君がみっともなく溢れさせたから」
「ッ、…言う、な…」
「言うなと言われても、これは事実だからな。…いつも悪戯をされる仕返しだよ。まぁ、気持ちが良いのなら存分に感じ、喘げば良い。促しはしても、邪魔はしないから」
既に邪魔しているじゃないか、と反論する余裕も与えられないまま、かといってオッレルスの言葉にそのまま従うでもなく、フィアンマは下唇をきつく噛み締める。
殺された喘ぎ声を聞き、その抵抗する余裕を奪うべく、オッレルスはフィアンマのソレの先端を引っ掻く。
引っ掻くといってもあくまで性的快感を与えるのが目的であり、強いものではない。別にフィアンマにマゾヒズム的嗜好は無い。
確信を得た上で気持ちが良いかと問いかけてくるオッレルスの問いかけを遮る形で、耐えきれずフィアンマは喘ぎ声を漏らした。
蜂蜜塗れの手で口元を押さえるも、くぐもった喘ぎ声は漏れ続ける。
幾度もオッレルスと『そういった』行為は今まですれど、性的な事に、やはりフィアンマは耐性が無い。
これが性的拷問等ならば無表情で、むしろ鼻で笑い飛ばしても問題無い程の精神力を右方のフィアンマ自体は持ち合わせていたが、親しい人間からの愛情のこもった行動に対しては、その中でも性行為に対しては我慢出来なかった。
そもそも、親しい人間が居なかった事が原因なのだが。
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