157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:30:00.96 ID:S5yfoIE7o
「おいおい。じゃあどうしたら言ってくれるんだよ?」
「そうね。じゃあ「俺は美希だけを愛しています。娘に欲情するなんてことは一切ありません」って言ってくれたら、いいよ?」
「俺は美希だけを愛しています。娘に欲情するなんてことは一切ありません」
即答だった。
あまりにも早い返答に、彼女は目をぱちくりさせていたが、気を取り直して、
「えへへ。ハニー」と笑った。
旦那が旦那なら妻も妻だ、と娘は傍目に湯がいたそうめんを皿に移していた。
「ねぇハニー。聞きたいことがあるの」
「ん? なんだ」
彼女は縁側に座り、隣に座る彼の肩に頭を預けた。
「えっとね。ハニーの未来は何色だった?」
「なんだ急に? ふるふるフューチャーか?」
いつか聞こうと思っていて思わぬところで知ってしまった質問だが、やっぱり彼の口から聞きたいと思った。
「そうだよ。ハニーの未来は何色?」
「そうだなぁ……。俺は、」
けどやっぱりやめた。いつも意地悪されるから今日はそのお返しをしようと思った。
「明るい黄色でしょ?」
次に目をぱちくりさせるのは彼のほうだった。
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