過去ログ - 律「コイビト・・・?」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/05/06(日) 20:54:22.16 ID:pcEuJl7po

唯「というわけで! 恋人らしいことをしようよ!」

律「……うーん……」

唯「……どしたの?」

律「……いや、あのさ。私の経験上、そういうのって空回りしてロクなことにならない気がするんだ」

唯「……経験?」

律「……スマン、マンガの知識だ」

りっちゃん、私の見栄っぱり癖がうつったのかな。
それはそれでちょっと恋人っぽいけど!

律「まぁ、ものは試しだ。とりあえず日曜にデートはしよう」

唯「うん」

律「ただし、明日を使って『お互いの理想のデートプラン』を考える。それを交互に実行する。それでどうだ?」

唯「……どゆこと?」

律「私は、そんなに急ぐことはないと思ってる。けど唯は晶に言われて少し焦った。……見栄を張ったってことは、そういうことだろ?」

唯「……そう、なのかな」

よく、わかんない。
ただなんとなく、そう問われるってことは周囲から『認められてない』ような気がした……のかも。
晶ちゃんにそんなつもりはきっとないけど、晶ちゃんのズバズバ言う物言いには時々色々考えさせられるんだよね。
そういうところをフォローするために三人組なのかな、とも最初は思ったけど、中学時代は晶ちゃんもキャラ違ったらしいから普通に腐れ縁なんじゃないかな。

……あっ、晶ちゃん達のことはどうでもいいや。どうでもよくはないけど、とにかく今は私達のこと。

唯「よーするに、お互いの理想の恋人像、そしてデート像を実行してみよう、ってこと?」

律「そゆこと。それでどっちが私達に合ってるか考える」

唯「ふむふむ」

律「こういう問題はちゃんとお互いに正面から向き合うべきだと思うんだ。二人が納得できるまで」

唯「恋人だから?」

律「そう。言ってしまえばこういう話をしている時点で恋人っぽいとも言えるけど」

唯「まぁ確かに、私達が二人揃ってるのにマジメなお話しかしてないなんて珍しい光景だから説得力はあるよね」

律「自分で言うかっ」

唯「でへへ」


……でも、自分で言っておいてなんだけど、私自身もどうしたいのかはよくわかってなかったりもする。
見栄を張りたくなる程度には思うところがあった…んだと思うけど、「じゃあどんな風にしたいのか」っていうのは全然わかんない。
なんせ私達、付き合った経緯がヒジョーにアレなキッカケなものでそういうマジメなお話には縁がないのです。




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