過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」3
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/05/08(火) 20:08:43.63 ID:5lkL6quP0

ほむら「御静観、ありがとうございました」


ハットを掲げて、挨拶をひとつ。

盛大な歓声を浴びる私。

ソウルジェムに回復効果があるならば、きっと今頃は淀みひとつない綺麗な状態になっているだろう。


「今日こそ、今日こそ握手をー!」

「写真撮らせてくださーい!」

「ていうか撮る!」


やれやれ、終わっても冷めない熱気。

嫌いではないが、やることはある。


ほむら「ほっ」


身体を大きな白い布で包みこむ。

カーテンサイズの布によって、私の身体は靴から頭までが覆い隠れる。



まどか「あれ?まだ続きがあるのかな?」

さやか「おっ、またせぇー!」

マミ「あら美樹さん、用事は済んだ?」

さやか「はい!かなり!」

杏子「かなり、って何だよ…」

さやか「あれ?ほむらのマジックショーは終わった感じ?」

まどか「うん、それなんだけどね……」


カチッ


台の上で繭となった布が、重力に従ってはらりと下に崩れ落ちる。

そこにはもう、私の姿は無い。


カチッ



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