過去ログ - れいか「初めてが私じゃ駄目ですか?」
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2012/05/07(月) 23:01:05.82 ID:66p1CcFBo
弟達が横になった自分を見下ろしている。
どうやら、考え事をしながらうたた寝してしまっていたらしい。
だったら、今のは夢?
夢の中で自分はれいかと……
以下略
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2012/05/07(月) 23:01:33.84 ID:66p1CcFBo
「それで、れいかは何の用事? こんな時間に家を出てきて大丈夫なの?」
「大丈夫、イザとなれば、本棚から図書館経由で帰るから」
以下略
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2012/05/07(月) 23:02:04.86 ID:66p1CcFBo
「ですから、みゆきさんとの約束を違えろとは言いません」
それはそうだ。となおも思う。
何の理由もなしにみゆきとの約束を破れ、と平気で言うようなれいかだったりしたら、なおだってこんな付き合い方はしていない。
以下略
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2012/05/07(月) 23:02:27.98 ID:66p1CcFBo
なおは先に縁側に座ると、れいかを招くような仕草で座る場所を示す。
うなずいて、示された場所……なおの隣に座るれいか。
以下略
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2012/05/07(月) 23:02:54.75 ID:66p1CcFBo
別に構わない。
理由はわからないけれど、れいかが言うのだから、それなりの理由があるのだろうとはなおも思う。
それに、弟達に正体がバレる心配もない。
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2012/05/07(月) 23:03:22.99 ID:66p1CcFBo
落ち着きなよ、と、なおは言いたかった。
それなのに言葉が出てこない。
れいかの眼差しに言葉すら吸い込まれるような気がして、なおは何も言えない。
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2012/05/07(月) 23:03:52.76 ID:66p1CcFBo
だから、なおはれいかの肩に手を伸ばす。
「れいかがいいよ!」
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2012/05/07(月) 23:04:20.26 ID:66p1CcFBo
その夜、なおが寝床に入る時間はいつもより少しだけ遅くなった。
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2012/05/07(月) 23:04:50.52 ID:66p1CcFBo
そして翌日。
皆がふしぎ図書館に集まるのを見計らって、なおは言う。
「皆に謝りたいことがあるんだ」
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2012/05/07(月) 23:05:17.98 ID:66p1CcFBo
んー? と首を傾げながら二人を眺めるみゆき。そしてキャンディ。
「んー? よくわからない……」
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2012/05/07(月) 23:05:45.57 ID:66p1CcFBo
「なに?」
「オオカミさんに、モフモフしていい?」
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