過去ログ - もしP3のアイギスがフルメタの相良宗助軍曹っぽかったら
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/08(火) 09:50:22.54 ID:HEO+BsUlo
「……で、なんて書いてあるの?」

2−Fの教室。
朝練以外にもさんざん動き回る羽目になって1限前だというのに既に疲労困憊な岳羽は、
疲労を押し隠そうともせずげっそりとしたまま有里に尋ねた。

その質問にこたえるべく彼が手にしている便箋の、
ハート型のシールで閉じてあるそれを開くべく手を便箋に添えたのだが、
アイギスによって便箋を開くことを止められてしまう。

「どうした?」

流石に手紙の中に爆弾や毒ガスなんか仕込めるわけがない。
今度は一体何があるのだと有里が尋ねると、アイギスは彼の持つ便箋に右手をかざした。

その行為に何の意味があるのかは知らないが、下手に動いて面倒になったらあれだ。面倒だ。

一瞬にして思考を巡らせた有里は、合理的判断により
アイギスが満足するまで好きにさせてやろうと手紙を渡す。

それを受け取ったアイギスは再び右手をかざしてゆっくり上下に動かした。

「ねぇ、アイギス何やってるのかな」

「さぁ」

二人してしばらくの間その光景を眺めていたところ、何かを終えたように右手を手紙から離した。
ポカンとする二人にアイギスは「中身をスキャンしました。今のところ異常は見当たりません」と返答する。

たかだか手紙に異常などあってたまるかと二人は思ったが、
既に突込みを入れる気力がないので何も言わずアイギスの言葉に耳を傾けた。


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