過去ログ - ミサカ19999号「学園都市組ちょっと面貸せや」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/08(火) 20:45:47.38 ID:/HMqooZz0

決めたのは『死んでやるもんか』と決断しないこと。
持っていたのは『死んでやるもんか』と決意しない選択肢。



個は無かった? いいや、このミサカにも、小さな小さな個はあった。

『死んでしまってもかまわない』という決意を持った、個が、私が、ミサカが、あった。







19999号は確かにあった。
『死んでしまってもかまわない』という選択を持ったミサカは確かにあった。

けれど、一人と、その他大勢の中では、彼女の個は簡単に押しつぶされる。

ミサカは個であり群であり。
皆のミサカの決断を、おいそれと簡単に自分の外側に押しやることは不可能だ。無理だ。できやしない。



だから、今も、19999号は生きている。生きている。生きている。




「だって、皆で決めたことだから」

(ミサカ自身は死をよしとしても、もう一人の群としてのミサカは死をよしとしないから)


だから、生きている。


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