15:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/08(火) 22:17:43.94 ID:J+4mAWs60
*
「お姉ちゃんは駄目ね……
核が完全に破壊されてる。残念だけど、もう……」
功刀の影空間の中。
暗い照明の下で津雪がそう言うと、更紗がワッと泣き崩れた。
「どうして……! どうしてこんなことに……」
「…………」
美並が俯いて手を握り締める。
愛寡が片手で顔を覆いながら、脇の古ぼけたベッドに
横たえられた涙の亡き骸に手を伸ばした。
そしてわななく手で冷たくなった涙に触れ、
更紗と同じように崩れ落ちる。
「ねえさ、お姉様……」
ゆさゆさと涙の亡き骸を揺さぶり、愛寡は続けた。
29Res/17.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。