過去ログ - 佐天「ところであなたのことはなんて呼んだらいい?」 ??「ミギーでいい」
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103
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:47:44.86 ID:0G5k6Uf70
その後、初春は突然風紀委員の仕事が入ったので別れた。
どうやら最近、学園都市内で何か事件が多発しているらしく、風紀委員は急遽防犯パトロールを行う事になったらしい。
私は一人で寮への道を歩く。正確には一人と一匹と言うべきか。
以下略
104
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:48:11.96 ID:0G5k6Uf70
佐天「何!?突然そんな大声出して!なんなの?」
ミギー「『仲間』がいる!」
佐天「!?」
以下略
105
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:48:47.76 ID:0G5k6Uf70
ミギーに案内され、私は歩き出していた。
心臓の鼓動が激しい。頭の中は恐怖で満たされている。だが私の足は動く。
今、私の精神と肉体は分離している。
以下略
106
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:49:56.79 ID:0G5k6Uf70
ミギー「わたしは自分がどこからきたのか知らない。わたしのいちばん古い記憶は『脳を奪えなくて残念』という気持ちだ……」
ぎょっ、とした。
ミギーの口からさらりと恐ろしい言葉が出てくる。
以下略
107
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:50:41.79 ID:0G5k6Uf70
ミギー「どんな生物の本を読んでもわたしの事は載っていなかった」
佐天「当たり前でしょ……あんた宇宙人なんだから……」
ミギー「わたしは自分の正体を正確に知る必要がある。きみにとってもこれは重要な事であるはずだ」
以下略
108
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:51:15.35 ID:0G5k6Uf70
佐天「イ……イヌ!?」
公園には、イヌがいる。そしてイヌを食べている。
以下略
109
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:51:46.82 ID:0G5k6Uf70
ミギー「……」
ミギーは無言でイヌを見つめている。先ほどとは打って変わって落ち着いている。
イヌ「おまえ……は寄生する……場……所……おれは……宿った動物……に不満が……ある」
以下略
110
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:52:44.64 ID:0G5k6Uf70
ミギー「向こうはやる気みたいだ。サテン、ここで戦うぞ」
佐天「うそ!?戦う!?」
ミギー「サテンが殺されたらわたしも死ぬことになるからな……! きたぞ、上を見ろ」
以下略
111
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:54:10.42 ID:0G5k6Uf70
佐天「ミギー……」
ミギーの体は勢いを加速させ……
以下略
112
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:54:41.28 ID:0G5k6Uf70
ミギー「やはりイヌの内臓や消化器官を流用して生きてたんだ」
そう言うと、ミギーは心臓を握りつぶした。
佐天「ひゃぁっ!」
以下略
113
:
乗っ取り
2012/06/16(土) 01:55:18.04 ID:0G5k6Uf70
佐天(こいつ……)
その時、私はゾッとした。情の欠片もない……なんて言うのだろうか。
佐天(まるで昆虫と話しているような……)
以下略
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