過去ログ - 佐天「ところであなたのことはなんて呼んだらいい?」 ??「ミギーでいい」
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301:乗っ取り
2012/07/22(日) 15:30:28.04 ID:JCN+lBI40
春上衿衣はかなり常識をわきまえてはいるが、クレープなどの、生きるうえで必要のない知識には疎いのかもしれない。

佐天(食べ方……ちょっとぎこちない)

春上衿衣のクレープを食べる姿は少し危なっかしかった。

クレープを自分の顔に押し付けて、もぐもぐと小さい口を必死に動かして食べる姿は、何かの小動物みたいだ。クレープのクリームは偏ってしまい、下部分から今にも溢れ出しそうである。しかも手と顔はクリームでべたべただ。

初春「春上さん、食べ方がうさぎさんみたいでかわいいです……」

白井「私も少しそう思っていたんですの……」

佐天「これで顔と手を拭いて」

春上衿衣にウェットティッシュを渡した。

春上「ん、ありがとうなの」

佐天「おいしい?」

春上「……わからない」

佐天「……」

クレープを食べ終わった後、少しおしゃべりをしてから初春と白井さんは風紀委員と警備員の合同会議に行ってしまった。どうやらひき肉事件についての話しみたいだ。

佐天「御坂さんは、これから予定ありますか?」

御坂「……」

佐天「御坂さん?」

御坂さんはボーとした様子で、どこかを見つめていた。

御坂さんの見つめる方向には、なぜか清掃ロボに追いかけられているごく普通の男子高校生。あえて言うなら、ツンツンとした特徴的な髪形をしているくらいだろう。

御坂「……ごめん、ちょっと待ってて」

ベンチから立ち上がり、ゆっくりとした足取りで御坂さんは男子高校生のほうへ向う。



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