過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:42:10.11 ID:Hyxgfhdm0
雲川「ほう?」

初春「これを」

初春は雲川にメモリデバイスを渡し、雲川はさっそくそれを近くにあったパソコンにつなげて
とあるファイルを開く。すばやくそれに目を通し、雲川は眉をひそめる。

雲川「スクール計画?」

初春「ご覧頂いた通り、その計画は貴方がた二人の務め、原石をより強固に守ることができます。
    計画に賛同して頂くなら、私たちスクールは垣根さんの撃破にもご助力します」

雲川「報酬は?」

初春「心理定規さんの救出、そして……学園都市最高権力の持ち主、アレイスタークロウりーとの直接交渉権です」

雲川「ふん、飲み込むというのか、私たち統括理事会を」

初春「同等の仲間としてお二人の力が欲しいんですよ」

そこまで聞くと、ずっと黙っていた貝積がゆっくりと口を開く。

貝積「雲川、もう良いだろう。元々私たちには彼女らに大きな迷惑をかけてしまっている。」

雲川「元々協力するつもりだったけど。ほら」

そう言って雲川は幾つかの資料の中から一つを初春に渡した。

雲川「学園都市中で運搬されている荷物、最近まで使われていなかった電力の動き、ありとあらゆる電波を傍受し、
   全てを検討した結果垣根が潜伏しているらしい場所の目星は着いた」

初春ですら引き出せなかった情報を、雲川は最初から予期していたのかそれらを用意していた。

きっとこれほどの情報を集めるのに苦労したのだろう、雲川と貝積の目にくまができていた。

二人の苦労を汲み取った初春は、久しぶりの笑顔を作る。

初春「ありがとうございます。この情報を元に垣根さんの動向を探ります!」

そう言って頭を下げ、初春はすぐさま部屋を後にする。

二人っきりとなった部屋で、最初に動いたのは雲川だった。

貝積「三日間寝ずに作業をしていたというのに、これからどこへ行くつもりだ?」

雲川「決まっているだろう。ちょっとした罪滅ぼしだけど」


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