過去ログ - 巴 マミの聖杯羨愡/せいはいせんそう
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16:>>1[sage]
2012/05/16(水) 17:57:02.01 ID:ecv8kFaDO

台所に立った私……

ただぼーっと、キッチンを眺めていた

「マミ?何をしているのですか?」

「……………いえ……
何を作ろうか、考えていただけ……」


本当は何も作る気にはなれなかった
お腹は減っていたのだけれど、今の私にとって食事などはどうでもよかった……


………でも………

セイバーさんの為に、何かを作らなければならない……

私自身の為にでなく、セイバーさんの為に……


そう思うと、余計に料理をするのに気が引けた


私の作る料理……
私なんかが作る料理で、セイバーさんは果たして喜んでくれるのかしら……

気を悪くさせる様なものを作ってしまったら………





「マミ。ひょっとして………料理が苦手なのか……」


「………いえ………そういうわけじゃなくて……」


「………私が作りましょうか?」



………驚いた
私はハッとして、セイバーさんの方を振り向いた

セイバーさんはまた優しそうな顔をしていた

「マミ。今日の貴方は疲れているのです。
………色々、急過ぎたのでしょう……。
今はゆっくり休んでください……」


セイバーさんは、にこりと軽く微笑みながら言った。


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