過去ログ - 巴 マミの聖杯羨愡/せいはいせんそう
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 09:04:06.38 ID:2JuitilDO
彼女……セイバーさんの戸惑う表情がうかがえる

今、私はどんな顔をしているのだろうか?

悔しさに唇を噛みしめている?

それとも本当に気がおかしくなった様な顔で笑ってるの?

それとも、ただどこを見つめるでもなく、ただ呆然と気の抜けた顔で立ち尽くしているのだろうか?



「ははははは…………

………こんなの違う……

私が望んだものじゃ…………ない………」


「……マスター……。あなたは何を望んだのですか?」

「………輝ける自分になりたかった………

ただ………今の自分じゃ、イヤなの………」


「自分を、変えたい。そういう事ですね。」


突然セイバーさんは床に膝を付いた

頭を下げて、目線を床に向けている


「マスター。」

「………何……?」


「その願い、私が必ず叶えてみせます。」

「………え……?」


力強い言葉が私の胸に突き刺さり、響いていった


「聖杯戦争。その勝者のマスターとサーヴァントにはあらゆる願いを叶える聖杯がもたらされます。

マスター。貴方は何も知らずにその過酷な運命の渦へ巻き込まれてしまった。
私とて、貴方の悲運さには同情致します。

しかし、運命の道に立ち入った以上、ご自身の運命を受け入れて貰いたいのです。

聖杯戦争に勝って、さすれば貴方の願い事は聖杯の力で満たされる事でしょう。」


「………………」

セイバーさんはそう言って、ただ頭を下げ続けていた

何か、私の返事を待っているようだ……


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