過去ログ - ピカチュウ「どうしてこんなにもあの子に会いたいと思うんだろう…」
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29:小説家
2012/08/09(木) 19:06:40.01 ID:q0hRGP/e0
昔々、ある日のところに一人の若い侍がおりました。
一人の若い侍は山を越えて森の中をゆっくりと歩いていました。

スタ

フタチマル「・・・・・・・・」
フタチマル「ふぅ―・・・・・・・少し休むでござるかな」

一人の若い侍はそう言って少し離れたところにある大きな木の下に行きました。

スタスタ

フタチマル「うむ、これは大きな木でござるな」
フタチマル「旅人が休むにはもってこいの場所でござるな」

一人の若い侍はそう言って木の前に腰を下ろし空の方を向いて目を閉じながらこう呟きました。

フタチマル「・・・・・・涼しい」
フタチマル「森に入るまではずっと暑いところを歩いていたでござるからな・・・・・・」

パト― パト―

フタチマル「・・・・・・次の町まではあとこの森を抜けなければならない」
フタチマル「(だが、最近この辺りにも悪いポケモンが現れるようになった)」
フタチマル「(油断はできないでござるな)」

若い侍は真剣な目をして空を見てそう呟きました。

ヒュ――――ウン

フタチマル「・・・・・・・・」
フタチマル「ふぁ――・・・・・・」
フタチマル「少し眠るでござるかな・・・・・」ゴシゴシ

そう言って若い侍は木に体を倒し、頭に被せていた笠を顔の上に置いて眠ってしまった。

一方、一人の若い少女が風呂包みを手に持って森の中を歩いていました。

タブンネ「ふ〜ふふふふ〜ん♪ ふ〜ふふふ〜ん♪」
タブンネ「ふ〜ふふふ〜ん♪ ふ〜ふふふ〜ん♪」
タブンネ「この森を抜ければ御婆様が住んでいるお屋敷に到着できるわ〜♪」
タブンネ「手作りの和菓子を・・・・喜んでくれるかな〜」
タブンネ「御婆様、和菓子が大好きだからきっと喜んでくれるわ♪」

一人の若い少女は風呂包みに包んだ手作りの和菓子を届けるために
おばあさんの家を目指し森の中を進みました。

ササササ

タブンネ「・・・・・・・」

スタスタ

一人の若い少女が森の中を歩いてちょうど半分のところまで来ると、
遠くから日の光が見えてきました。

タブンネ「あっ」
タブンネ「あれはもしかして!」

スタスタ

タブンネ「出口! 出口だわ♪」

タタタ

一人の若い少女は森の出口まで笑顔で走って行きました。
すると、出口までもう少しというところで一人の若い女性の方に呼び止められました。

ニューラ「ちょっとちょっと、そこのお嬢さん」

タブンネ「え?」
タブンネ「・・・・・・・」キョロキョロ
タブンネ「わたし・・・・ですか?」

ニューラ「そう、あなただよ」

スタスタスタ

タブンネ「あなたは?」  ニューラ「あたしの名前は・・・・・ニューラ」



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