13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/12(土) 22:21:42.06 ID:td9QjDwl0
「ねぇ、打ち止め。一緒に寝てもいいかな?」
10時ごろ。そろそろ寝ようというときに、美琴はそう言ってきた。
勿論大歓迎である。美琴が言わなければこっちから言ってたかもしれない。
同じ布団に入った打ち止めと美琴は、顔を見合わせてくすくすと笑う。
「まさか、こんな日が来るなんて思わなかったわ」
「ミサカも同じ!ってミサカはミサカは同意してみる!」
「……本当。少し前までは」
ふ、と笑う美琴の顔は。
なぜだか凄く悲しそうだった。
……なぜだろう。
「打ち止め、アンタ、自分の記憶をミサカネットワークに共有させてバックアップを取る癖があるわよね」
美琴はいきなりそう尋ねてきた。
とりあえず頷いてみる。
「? あるけど……」
「ちゃんと、それ、やるのよ。私との生活を、絶対に忘れないでね」
「……お姉様……?」
美琴は何も言わず、打ち止めの頭を撫でた。
そうされているうちに、とろとろと眠気が襲ってくる。
美琴の言葉の意味を尋ねられないまま、打ち止めはこてん、と眠りについてしまった。
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