2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/10(木) 22:05:16.38 ID:sEnJHyy00
何が気にさわったのか、下位個体が声をあげた。美琴がごめんごめんと苦笑しながら謝ると、下位個体は苦虫を噛み潰したような顔で口をつぐんだ。
美琴は嘆息し、打ち止めの方へまた
「だから駄目……かな?」
と、お願いする。ちらりと下位個体の顔をうかがうと、なんだか縋るような目で見られていた。なぜだろう。
半年もない、ということは、慣れるまで一緒にいてほしいということなのかもしれない。
そういうことなら、まあ、いいかもしれない。
大好きなお姉様ともっと仲良くなる機会だし。
「それなら……いいよ、ってミサカはミサカは承諾してみる」
「ほんと!? よかった……」
美琴はほっとしたように息を吐く。
そしてくしゃくしゃと自分の頭を撫でた。
それが気持ちよくて、思わずえへへ、と頬がにやけてしまう。
「じゃあ、次の週末に迎えに来るから。それまでに用意、しておいてくれる?」
「うん、ってミサカはミサカは頷いてみる」
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