過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
1- 20
11:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/11(金) 20:32:15.56 ID:df/Ddu8Z0


「今の状態でお前に強く反対されても、娘はますます意固地になるだけだぞ。だから自然さを装って、ゆっくり方向性を
 変えてやるのだ。そうすればお前が望むような、女の子らしい生き方を目指すようになるかもしれん。私も高木も、この
 問題は死活問題だ。だから進んで協力しよう。どうだ?悪い話ではないと思うが」

「しかしアイドルなどと……確かに警察よりは女の子らしい生き方かもしれないが、芸能界は魑魅魍魎の世界ではないか。
 そんなところに娘を預けるなどと……」

 確かにありがたい話ではあるが、公安として芸能界に潜入して、菊地はこの世界の闇も見て来た。ひとり娘の父親として、
娘をそんな危険に晒すわけにもいかない。

「フンッ、お前はこの業界にスパイとして侵入して何を調べて来たというのだ?765プロは6家全てが揃った芸能界最高の
 安全地帯なのだぞ。更に四条や我那覇など、地方の有力者もいる。日本一安全な事務所になるのも時間の問題だろうが」

 黒井の言葉に菊地はしばし考える。確かに言われてみれば、これ以上安全な場所は無い。それに自分としても、6家に
接触できる貴重なチャンスである。これを逃さない手は無いだろう。娘を利用するのは気が引けるが、しかし結果的には
娘の為にもなる。気持ち悪いくらい良いことづくめだった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
358Res/299.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice