過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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24:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/13(日) 13:55:28.36 ID:N4daxMoP0


「すみません。せっかく雇っていただいたのに俺が不甲斐ないばかりに新たな人員を派遣されることになってしまって。
 これ以上の失態を繰り返さぬよう、彼女と協力して全力で任務にあたらせてもらいます」

 俺は社長に深々と頭を下げた。この一ヶ月間諜報部員としてさりげなく、何度かアイドル達に融和を持ちかけてみたが、
状況は悪化するばかりであった。彼女達は家の問題とは無関係なはずだったのだが、やはり6家の争いの気配は敏感に
感じているようで小さな確執はやがて徐々に大きくなり、現在ウチのアイドル達は3つのグループに分かれている。
「如月・秋月・星井」の宙組と「水瀬・双海・三浦」の海組、それから「天海・四条・我那覇」の第三勢力である。
ちなみに対立が激しいのは宙組と海組で、第三勢力は双方の中を取り持とうと日々奮闘している。と言っても、頑張って
いるのは天海の娘だけだが。

「いやいや、キミはよくやってくれているよ。私はキミのプロデューサーとしての腕も見込んでスカウトしたのだ。6家
 の問題は本来私が解決すべき問題だから、キミが気にすることではない。それにアイドル達も、キミが来てからは幾分
 丸くなったようだ。ここでは765プロのプロデューサーとして、引き続き頑張ってくれたまえ」

 社長はそう言って、笑いながら俺の肩を叩く。社長が言うには俺はプロデューサーの素質があるらしく、この任務が
終了した後は765プロのプロデューサーとして正式に働かないかと持ちかけられているのだ。元々諜報部員の仕事は俺の代
で終わるつもりだったし、ありがたい話ではあるが返事はまだ保留中である。どの道今回の任務を成功させてからでないと
この話を受けるつもりもないが。




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