過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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29:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/13(日) 14:00:23.92 ID:N4daxMoP0


***


「……と、いうのが現在のアイドルだ。分かったか、真」

「……はい。ですがそれなら尚更、こんなボクみたいな男っぽい女の子ではダメなんじゃないですか?」

 社長と俺とでこんこんとアイドル講義を続ける事1時間、ようやく菊地真は自分が間違っている事を理解したようだった。
ちなみに現在の真は動きやすそうなパンツルックにシンプルなスポーツウェアを羽織った、どっかのスポーツジム帰りかと
見間違うような恰好をしている。普段着に着替え直して来いと一度自宅に戻らせてると、こんなスタイルになっていた。
真は女の子というより美少年という雰囲気を纏った、凛々しい中性的な美貌を持った子だった。確かに世間のニーズからは
少し離れている気もするが、来た時より100倍マシだ。

「いやいや、ボーイッシュなアイドルというのもいつの時代にも需要はあるのだよ。菊地君のような女の子は、男性ファン
 だけでなく女性ファンも多く獲得出来る。それにそのさっぱりした健康的な魅力はアイドルにはとどまらず、モデルや
 役者などへの道も期待出来る。まさに原石と呼ぶにふさわしい逸材だよ」

 社長は真をいたく気に入っていた。確かに可愛らしさより恰好良さが先行する感じの女の子ではあるが、目鼻立ちの
整った美人である。それに空手で鍛えているだけあって、スタイルも非常に良い。響に通じるところがあるが、響より
もっとボーイッシュだ。765プロのアイドル、というよりは現在のアイドル業界にいないタイプだった。




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