過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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51:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/15(火) 19:07:58.85 ID:5cXtUuQ20


「俺の親父が懇意にしていた情報屋はとっくに引退してしまったし、今から条件に合った新たな情報屋を探すのは厳しい
 かもなあ。ましてや友好的な情報屋というのがまず信じられない」

「う〜ん、そうですか……。でも父さんの力には頼りたくないしなあ………」

 ぶつぶつと考え込む真。どうやら彼女は彼女なりに、公安である父親に頼れない事情があるようだ。

「『高槻家』はどうかね?あそこは人間観察に強い情報屋だったと思うのだが……」

 その時、社長が口を開いた。途端に目を輝かせる真。しかし俺は即座にストップをかけた。

「本気で言ってるんですか社長?俺達諜報部員の中でも高槻家の危険度はAAAランクですよ。ヤツら情報屋のくせに
 戦闘も出来る獰猛さを持っています。下手に接触しようとして、今まで何人が犠牲になったか……」

 社長が口にした高槻家とは、裏社会トップクラスの街中専門の情報屋である。元々は関西を中心に活動していたのだが、
やがて西日本全土にそのネットワークを広げ、近年は関東にも進出してきている。専門は街中の物流や人の流れで、
それらを観察して情報として売っているので血なまぐさい事は滅多にしないのだが、しかし一族に危険が及ぶとなると
ネズミの様に集団で襲いかかってくる凶暴な性質を持っている。ひとりひとりは弱くとも高槻家の絆は固く強く、ひとつ
の巨大な組織として行動しているのだ。




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