過去ログ - 唯「天使だった日曜日」
1- 20
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:26:07.65 ID:xgkb/hFfo

梓「それ自体はいい思い出なんですけどね」

唯「あれれ、なんでさ?」

梓「帰りに好きなジュースとお菓子買ってもらいましたからね」

唯「その頃からあずにゃんはげんきんだったんだねえ」

梓「今も昔もそんな覚えはないですけど。まあそれで公園でひとりだったんですよ」

唯「何してたの?」

梓「絵を書いてました砂場で」

唯「あ、それってさっき通った公園?」

梓「違いますけどなんでです?」

唯「いやさ、わたしが遊んでる横であずにゃんが寂しそうにしてるのは耐えられないからね」

じゃあ、わたしじゃない人ならいいんですか。と、別のあずにゃんの声がした。
それはわたしの小さい頭の中でいくぶんか誇張された重みを持って響いた。

いつからだろう、わたしはその手の病的な妄想にとりつかれていた。
1人の人間が生きる世界は1つではないという感覚。
妄想。
こういう気分になるのはたいていが夜のことだった。
お酒好きの人も酔うのは仕事から帰ってきてからだ。昼間から酒を飲みはじめたらまずい。
黄色信号。
アルコール中毒更生の会にでも行ったほうがいいだろう。
わたしの場合は、脳中楽園中毒と戦う会にいくべきだろうな。
そんなものがあればだけど。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
223Res/153.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice