過去ログ - 結衣「きょうこ…………」
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/19(土) 08:03:10.46 ID:GP8dN7oI0


 京子の事を未だ受け入れず、理性(あたま)では判っていても感情(こころ)が拒否している私にとって、この作品を世に出す事は現状考えられなかった。

 そんな思いに耽っていると、不意に玄関のチャイムが鳴るのが聞こえて来た。

 結衣「はーい」

 インターホンのモニター越しに担当編集さんの顔が見えたので、ドアのロックだけ解除して私はキッチンに向かいコーヒーを淹れる。

 カップを二つ乗せたトレイを持ってリビングに入ると、いつも既にソファに座ってくつろいでいる筈の担当さんが、珍しく玄関側のリビングの入り口付近で立ったまま、私が来るのを待っていた様だった。

 私はカップをテーブルに置くと、担当さんに話しかける。



 






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