過去ログ - P「765プロに潜入、ですか?」
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61:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:13:46.66 ID:6a56UrTE0
春香「あいたたたたた…」

貴音「春香、大丈夫ですか?」

そう言いながら銀髪の少女が天海に手を貸す。
以下略



62:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:19:22.88 ID:GKKEjmzL0
正直、意外な言葉だった。
スケジュールの都合で所属アイドルと昼食を共にすることは何度かあったが、それ以外で誘われたのはこれが初めてだ。
さらにその相手が四条ともなれば驚きも一入である。

…まあ、誘うからには誘うだけの何らかの事情があるのだろう。
以下略



63:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:27:22.20 ID:OZ6J0Ojw0
天海の仕事を終えて事務所に戻ると、すでに四条がソファに座って待っていた。
しかし何と言うべきか、ただ座っているだけなのに無駄に壮麗な風格を漂わせている気がする。
双子が四条のことを"お姫ちん"と呼んでいるのも何となく頷ける話だ。

P「待たせたな。で、何か食べたいものでもあるのか?流石に懐石料理とかフレンチは難しいが」
以下略



64:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:34:07.53 ID:Sv/sZrdY0
貴音「これは…歴史を感じさせる佇まいですね。趣があります」

どう見てもただボロいだけの寂れた店なのだが物は言い様だな。

P「人通りの少ない路地裏にあるからな。だが味は悪くないし他人の目を気にしないで済むのも大きい」
以下略



65:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:38:01.83 ID:CsA7Sbny0
P「で、そろそろ俺を食事に誘った目的を聞いていいか?」

貴音「ええ、まずはプロデューサーに一言お礼をと思いまして」

P「礼?」
以下略



66:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:42:53.88 ID:dzJa4pk60
P「で、話はそれだけか?」

貴音「はい、それと実は…」

店主「へいっ!ラーメン二丁お待ちしやしたあっ!」
以下略



67:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:46:40.86 ID:4KD2lgEA0
貴音「真、美味しゅうございました。良き店を教えていただき感謝いたします」

P「そんな畏まって礼を言われるほどのことじゃない。美味かったのならまた来てやれば店主が喜ぶさ」

しかしまさか貴音の方が先に食べ終わるとは…男として少しプライドが傷付くな。
以下略



68:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:48:53.36 ID:4KD2lgEA0
四条と食事を共にしてから一週間。
スケジュールの都合であれから四条の仕事に付き添ってはいないが、事務所で何度か顔を合わせても特に変わった様子はないようだ。
相変わらず無駄に壮麗でミステリアスで…扱い辛い存在だった。

真美「にっしっし、聞いたよにい…プロデューサー」
以下略



69:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:52:07.06 ID:HkR3XI7M0
P「四条が男と二人で食事してた?」

真美「うん、ダンスレッスンの帰りに見かけたんだけど。ね〜まこちん」

P「菊地、本当か?」
以下略



70:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:54:09.16 ID:HkR3XI7M0
春香「お疲れ様でした!」

千早「明日もお願いします」

夕方、レッスン後に荷物を取りに来た春香と千早が帰って行き、事務所には俺と音無さん…そして四条だけが残っていた。
以下略



71:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 22:59:17.22 ID:TdFPUBkK0
言えない相手…家族や親戚の類ではないのだろう。
ならば尚更把握しておかねばならない。

P「俺はお前のプロデューサーで、お前を一人前のアイドルとして育てるのが仕事だ。そして何かあった時にお前を守る立場でもある。それを踏まえた上でもう一度聞く、誰と食事していた?」

以下略



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