過去ログ - あやせ「-------------------あなたのことが好きです」
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◆36m41V4qpU
[saga sage]
2012/05/24(木) 00:15:42.96 ID:w4CBsTK40
「俺はおまえが心配で………………だから」
「あーそうですか!
もう良いですっ!――――――――――――お望み通りに帰ります、 わたし。
ちゃんと一人で帰れますから安心して、 お気遣いは無用に願います。
それでは―――――――――――さようならッ!」
あやせが立ち上がった時に
あやせを、 これ以上濡れ鼠にしない為に、 雨宿りの為に
俺はこの空き部屋に連れてきた。
この部屋にはもう何もない、 何も残ってはいない………………。
引っ越す為に、 家具やら何やらの荷物は全部運びだしたから当然だ。
すでに俺が生活した匂いは全部消えちまってる。
でも目の前に、 あやせ本人とあやせに馴染んだ風景を見ていると
俺の印象は全く違ったものに変わっている事に気付く。
本当は全然――――――――全部、 消えたわけじゃない。
それどころか………………何よりも大事な物が、 一番大切なものが、
実はまだ残ってるんじゃないのか?
本来ならガランとした、空虚で、淋しいだけの寂寥感に溢れた筈の空き部屋の風景を
温かく、懐かしく、 優しく、 愛しいものに変えたもの。
それはきっと、 いくら時間が経っても
絶対に、 忘れない あやせと過ごした記憶の残照
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