過去ログ - あやせ「-------------------あなたのことが好きです」
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42: ◆36m41V4qpU[saga sage]
2012/06/13(水) 01:08:11.05 ID:gfJUulNA0


「――――――――――それで?」

「その説から言うと、 俺はあんまり優しくねぇのかもって思ってさ」



「――――――――――――・・・・・・・(ハァー)、やっぱり」

「へ?」



「もう髪は大丈夫です――――――――――有り難う御座いました」


「ど、どうも致しまして………………」

突然そう言われて、 俺はなるべく早く……………手を離そうとしたけど



「――――――――――――わたしにもお礼させてください」

あやせはさっきより何倍も強い力で、 自分の掌で―――俺の手で握ると



「………………え、えっと」

「お礼――――――――だ、だから・・・・動くなッ―――――動かないで!」

そのまま俺の掌を、 自分の首筋やうなじに問答無用で無理やり密着させた。
あやせの肌は、 しなやかで弾力があって、 それにやっぱりヒンヤリと冷たかった。


「………………………………」


あやせの言うお礼が自分の肌に触れさせて、 俺の手を冷やすことなのか?
それとも
肌にれさせることで、 俺の心と身体の奥を熱くさせることなのか?

その時の俺にその答えが分かる筈も無かった。




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