過去ログ - ほむら「魔女が妖精になった世界で……」
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18:[saga sage]
2012/05/20(日) 15:23:33.24 ID:ruDUgwfDO

そんな状態であった為に…左の方にコトッ!と、
何かが置かれる音には気付けなかったが…。

「あっ、あのっ!」

「え……っ!?」

妖精のだから小さめとは言え、叫びに似たその声は聞こえた。

「これ、その…ごっ…」

「「「御免なさいっ!!」」」

ケースを挟んでサラリーマンの反対側で、土下座する妖精が三匹。

だが、サラリーマンはこの状況に困惑していた。何故なら、彼は
今まで妖精と言うものを見た事がないからだった。しかし、
噂でくらいは聞いた事があったので、段々と事情が読めてきた。

「はああぁ〜〜っ。なんだ……。妖精の仕業だったのかぁぁ」

深く、深〜くため息が出る。

「全く、心臓に悪い。勘弁してくれ」

どうやらこのサラリーマンは、事態の収束に対して、怒りよりも疲れが先に出て
来るタイプらしい。それと、妖精達がまず謝罪から来た事も好印象に繋がった様だ。

妖精達の方を向いて、再度ベンチに座る。

「まぁ、とりあえず頭を上げてくれ」

そう言われ、立ち上がる三匹。それぞれ怯えた表情をしている。大方、
怒られると思っているのだろう。それはこれから次第な訳ではあるのだが。




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