23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/25(金) 18:13:41.01 ID:x/tosUYk0
話し疲れたのか、ほむらとマミは公園のベンチに座り噴水を見ながら話を続けた。
マミ「でも、なんで私にだけ話したのかしら?」
ほむら「私の知る平行世界の貴女なら、錯乱して仲間を殺しかねないし・・・そんな世界もあった
でも、この世界に魔女はいないし貴女も魔法少女ではない」
マミ「その世界の私も魔法少女だったのね・・・願うとしたらあの時か・・・確かに私も何れゴーストのような化け物になるといきなり言われたら、錯乱して周りから殺してしまいかねない・・・正義の魔法使いであるということが、私の救いだから」
マミはそう言うと、イグニッションカードから一冊の本を取りだした。
マミ「交通事故で生死の境をさまよったときでしょう?私が契約したの・・・」
ほむら「・・・えぇ」
マミ「やっぱり、私もあの時死にたくないと言う意志で、この魔導書をシルバーレインから生み出したの
両親を見捨てて、生き残った罪滅ぼしに正義を目指す・・・私たちって、そう言う運命なのね」
ほむら「その割には、アビリティに技名をつけて楽しんでるようだったけどね」
マミ「Σあ、あれは・・・・・・焦って撃ったからつい」カァァ
ほむら「ティロ・フィナーレ」
マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!」ティローッ
ほむら「・・・ふふ、私が知る巴マミのティロフィナーレはもうちょっと強かったわよ
まぁ、2年後のあなたが使っていた技だし・・・その間に成長したのかもしれないけれど」
マミ「う・・・・・・2年・・・うん、それまでの宿題にしておくわね」ティロッ
ほむらの言葉に、マミは未来の・・・2年後の自分の姿を幻視する。不思議と直ぐに浮かんだそのイメージを目標として、巴マミははしかのようなものをその後更に悪化させることになるのだがそれはまだ後の話し。
マミ「それじゃあ、学園には貴女は未知の能力者と言うことで通しておくわ
放課後私の結社来てもらえるかしら?」
ほむら「結社?」
マミ「部活動のようなものよ、秘密を明かしたんだから絶対来てよ?」
ほむら「えぇ・・・仕方ないわね、また会いましょう巴マミ」
マミ「えぇ、また会ったときはもう仲間ね」
一方、まどかは母親である詢子にお叱りを受けていた。
詢子「まったく、アタシ等か現地の能力者に任せろっていったろ!?」
まどか「ごめんなさい・・・><。」ウェヒーッ
詢子「・・・まぁ、もういいんじゃねぇかとは思ってたんだけどさ
あの学校にそろそろまどかを任せても」
まどか「良いの・・・?一人前になったら、一緒に戦う仲間を紹介してくれるって言ってたのに」
詢子「あと2年は持たせるつもりだったんだけどなぁー・・・まぁ仕方ないか。
せっかく弟ももうすぐ生まれるしね」オナカナデ
まどか「ママ・・・」
詢子「お姉ちゃんになるんだから、一人立ちしてしっかりしないだろ」
まどか「・・・うんっ、ありがとママ!」
知久「ほらお姉ちゃん、そろそろ寝る時間だよ」
まどか「ハーイ、おやすみなさい♪」トテトテウェヒヒ
知久「・・・・・・・・・不安かい?」
詢子「いいや、そんなのあんたと結婚する前から決めてたじゃないか」
知久「そうだね・・・」
まどかの両親の視線の先には、小さな写真が額縁に入れて飾られていた。
写真には建ったばかりの銀誓館を前に並んだ若き日の二人と、金髪の活発そうな少女、そして眼鏡をかけた黒髪の少女を含めた4人がA4サイズのカードを手にして写っていた。
若き日の詢子の腕には、まだ赤ん坊だったまどかが抱えられていた。
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