6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/17(木) 18:22:45.80 ID:MKFVQiaB0
ほむら「・・・・・・・・・・・・」ハッ
ほむらが目覚めたのは、病院のベッドの上だった。
天井さえもよく見えない、ほむらは元々病弱な上に視力も弱い少女だった。
長い夢を見ていたような錯覚に陥られる、しかしほむらが体験した絶望は確かに・・・現実だった。
ほむら「また・・・繰り返してしまったのね」
ほむらが握った手を開くと、そこにはそれが現実であると証明する唯一の品であるソウルジェムがあった。
しかしソウルじぇむは紫に輝き、ワルプルギスと戦ったときの真っ黒な絶望は僅かではあるが薄れてしまっていた。
よく聞こえはしなかったが、ほむらはまどかの願いがなんだったのかわかったような気がした。
ほむら「私に、もう一度やり直せと言うのね・・・まどか」
諦めたようにつぶやくと、ほむらは眉間にソウルジェムを押し当てて回復魔法で視力を癒した。
そして再び目を開けて見えたのはいつもの白い天井・・・ではなかった。
ほむら「・・・・・・!!!?ここは・・・どこの病院!!?」
薄茶色の些か古くなった壁紙に囲まれたその病室は、ほむらがいつものループで目覚めた地点であるいつもの病院とは違う場所だった。
そもそもほむらは思い心臓の病気を患っていて、治療のために見滝原の最新設備が整った病院に入院していたはずだった。
しかしこの病院にはそんなに設備が整っていないように見える・・・そこでほむらはもう一つ起こった異常に気がついた。
ほむら「・・・!!!体が、縮んでる!!?」
ほむらは混乱したままベッドを降りて、すぐ横に据え付けられたカレンダーを見て目を見開いた。
いつもほむらが目覚めていた時間は20011年2月11日・・・だが
ほむら「2009年3月末・・・2年も遡ってるというの!?」
30Res/63.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。