過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
1- 20
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/28(月) 21:05:12.46 ID:tcgTymYso
「……………………」

一方通行が懐から拳銃を取り出し、俺の頭に銃口を向けた。

銃口は俺の頭部からわずか数十cm程度。外しようがない距離だった。

おそらく一発だけで、俺の生命活動は停止するだろう。


「……解せねェな。」

そして、銃口を向けたまま、一方通行はポツリともらした。


「悪党には悪党なりの信念や美学があるはずだ。
 俺にすらあるンだ。オマエみてェなクズ野郎にも、何かしらその類のモンはあるはずだ。
 そォでもなけりゃ、学園都市に反旗を翻そォなンて考えるはずもねェ。
 実際、クソガキを拉致ろォとしたり、アイツを庇った関係ねェガキも殺そォとしたり、
 いかにも三下の悪党らしい、目的のためには手段を選らばねェ下衆な信念を見せてたじゃねェか。」

俺は、地面に無様に伏したまま、一方通行の言葉を聞いていた。


「だが、さっきのオマエの戦い、ありゃ何だ?
 俺への殺意も敵意も、オマエ自身の信念も美学も、何一つ感じられなかった。
 まるで癇癪を起こしたガキを見てるよォだった。
 俺には、オマエが何をしたかったのか、一切理解できねェよ。」

一方通行は、吐き捨てるように言った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
332Res/191.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice