過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/21(月) 21:38:23.68 ID:vLaUGEUOo
「……ふぅーーー、うまい。それで、どこまで話したかな?」

男はグラスに注がれた酒を一気に呷り、赤らんだ顔でこちらを向いた。


「はい、僕の今後の住居、転校先についての話ですが……」

「おお、そうだったそうらった。ところで君もどうだい?」

「いえ、僕はまだ子供ですので、お酒は結構です。」

「そうらったな、残念残念。はぁっはっはっはっ!!」

俺の話をどこまで聞いているやら、男は下品に笑った。


俺が持ってきた酒は、相場価格ウン十万はする値打ちものだった。
しかもこれのアルコール度数は50度を上回る。

それを酒屋で投売りされている安酒のごとく、味わうことなく飲み続けていた。
既に瓶の中身は、半分ほどに減っていたし、男の呂律も所々回らなくなっている。

この男は、品も無く、ものの価値も推し量れず、挙句酒に飲まれる愚者であった。


まあ、その方が今の俺には好都合なんだが。


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