過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(秋田県)
[sage]
2012/05/21(月) 21:52:34.84 ID:vLaUGEUOo
「泣くなよ。何もこれで会えなくなると決まったわけじゃねえんだし。」
俺は努めて明るく振舞い、飾利の頭を撫でた。
そうしないと、俺まで泣いてしまいそうだった。
「はい……ぐすっ……うううう」
そう言ったそばから泣きやがる。やれやれだ。
俺は飾利が落ち着くまで、優しく頭を撫で続けた。
「なあ飾利、俺がどこに行くか、覚えているか?」
「はい、学園都市……ですよね?」
少し落ち着いたのだろう。目元を擦りつつ飾利は答えた。
「そうだ、学園都市だ。
聞いた話じゃあの街の科学技術は、こっちの世界よりもずっと先を行くんだそうだ。
それこそお前がいつか言っていた『将来に繋がる体験』って奴が沢山できるだろう。」
俺の言葉を、飾利は黙って聞いていた。
「俺はそこで、できる限りのことを学んでやる。勉強だけじゃねえ、様々なことをだ。」
これは俺の独り言に近い。だが、同時に誓いでもある。
「そしていつか、お前のところに必ず戻ってくる。だからその時は……」
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