83:1
2012/06/17(日) 16:30:17.07 ID:Con0I6Yv0
「あのカフェのケーキ美味しいみたいですよ。」
そうなんだ、と私は頷いた。
歩くたび、足を進めるたび、気持ちが落ちていく。
84:1
2012/06/17(日) 16:34:24.30 ID:Con0I6Yv0
小走りで梓を追いかけているうちに、
いつのまにかカフェを追い越していた。
「こっちですよ。」
85:1
2012/06/17(日) 16:38:40.89 ID:Con0I6Yv0
カフェは豪華で綺麗だった。
中に入るとたくさんの店員さんが、
口を合わせて言う。
86:1
2012/06/17(日) 16:42:53.51 ID:Con0I6Yv0
「すごいな、いろいろと…」
「さすがムギ先輩ですね。」
「そうだな。」
87:1
2012/06/17(日) 16:47:21.90 ID:Con0I6Yv0
梓との関係がおかしくなったのは、
この間のことだった。
軽音部のみんなに澪のことがバレて、
88:1
2012/06/17(日) 16:50:37.28 ID:Con0I6Yv0
パーティーは澪の家でやった。
メンバーは私、梓、澪、唯、ムギだ。
憂ちゃんも誘ったが、
89:1
2012/06/17(日) 16:53:56.66 ID:Con0I6Yv0
「「澪ちゃん!」」
最初に唯とムギが澪を見た瞬間、
すごい盛り上がったんだ。
90:1
2012/06/17(日) 16:58:52.90 ID:Con0I6Yv0
「そうだ!梓ちゃん、髪を下ろしてみてよ!」
ムギも言う。
「…えぇ!?嫌ですよ。」
91:1
2012/06/17(日) 17:02:29.45 ID:Con0I6Yv0
髪を下ろした梓と澪はよく似ていた。
「りっちゃん、似てるよね!?」
確かに似ている。
92:1
2012/06/17(日) 17:08:28.09 ID:Con0I6Yv0
そしたら唯は、
「だからすぐに元気になったんだね!」
「…ん?」
93:1
2012/06/17(日) 17:13:35.70 ID:Con0I6Yv0
「あはは!りっちゃんってば、顔が真っ赤!」
この時、気がつけば良かった。
澪が怒っている顔だったこと。
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