133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/07(木) 01:26:19.07 ID:mtLPM3s8o
再び目覚ると、酷く喉が渇いていた
私はとりあえず何か飲み物をもらってこようと部屋を出た
厨房に向かう道すがら
お父様の部屋から明かりが漏れていて
何やら話し声が聞こえた
斎藤「旦那様、上手くいきました」
紬父「ああ。これほど上手くいくとはな」
斎藤「はい。これで紬お嬢様は一生誰のものにもなりません」
紬父「そうだ。私の大切な一人娘を男に渡すわけにはいかん」
何を、言ってるの?
斎藤「お嬢様の幼少の頃より殿方ではなく女性を好きになるよう暗示をかけ続けた甲斐がありました」
そ、そんな……
私がこうなったのは、全て仕組まれたことだったなんて……
紬父「ん? 誰かそこにいるのか!?」
!?
斎藤「これは、これは。紬お嬢様
こんなところで何をなさっていらっしゃるので?」
紬父「なに? 紬か」
斎藤「どうぞ、お嬢様。中へお入り下さい」
紬父「さぁ紬。ここに座って、催眠術ごっこをしようじゃないか」
紬父「実は父は魔術師なのだ。そ〜ら、アブラカタブラ」
いけない
このままでは、より一層強い暗示をかけられるかもしれない
そう思った次の瞬間
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