56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:01:09.06 ID:pXl8hg5Jo
斎藤「おそらく、お嬢様の意中の男性は琴吹家には似つかわしくない者なのだろう
お嬢様は自分をジュリエット、相手の男性をロミオに当てはめ物語を紡いでいる」
斎藤「しかし、あくまであれは創作物。実際に家を捨てる覚悟が自分にはあるのか
例え紬お嬢様にそんな不退転の決意があろうとも相手はどうだろうか」
斎藤「そんな現実とフィクションとの境にお嬢様は心を苦しめられていらっしゃるのだろう」
菫「そ、そう言われると、そんな気もしないでもないけど……。
でも、本当にそうなのかな……」
斎藤「もしかしたら、このような名のある家などに産まれてくるべきじゃなかったと
思われているのかもしれない……」
斎藤「ああ! おいたわしや! 紬お嬢様っ!!」
斎藤「この斎藤、お嬢様の苦しみを少しでも和らげることができたならっ!」
菫(ダメだ……さっきよりもっと心配し始めちゃったよ)
斎藤「こうしてはおられん! 行くぞ! 菫よ!」
菫「ええっ!? 行くってどこに!?」
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