86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/27(日) 18:48:04.53 ID:slMMOL7io
紬「なんだか勢い良く教室から出てきちゃった」
紬「和ちゃんに変に思われちゃったかな」
それでも、私はとりあえずの今の心配の種である
デコとボインのプライベート空間を打ち破るべく立ち上がらずにはいられなかった訳で
紬「もし、私が澪ちゃんと二人っきりになったら……」
いらぬ想像をしてしまい頭を軽くふる
だって状況的には今は澪ちゃんはりっちゃんと……
そんなことを考えるだけで気が滅入る
そろそろ軽音部の部室だ
私はなぜだか部室に近づくにつれ足音をたてないよう無意識のうちに静かに歩いていた
息を殺してドアノブに手を掛けたとき、どうして自分がこんなにも慎重になっているんだろう
と少し可笑しくなって笑がこぼれた
紬「そんなことは、あり得ないだろうけど」
だけど、その言葉とは裏腹に、ドアを開ける前にガラス窓から部室の様子を確かめる
二人はただ劇の練習をしているだけ、そうに決まってる
それなのに、私の目に飛び込んできたものは、やけに距離を詰めた
今にもキスをしてしまいそうな二人だった
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