90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/27(日) 18:52:28.60 ID:slMMOL7io
唯「ムギちゃん、どうしたの?」
さっきまで和ちゃんに茶々を入れていた唯ちゃんが
尋常じゃない私の状況を察したのだろう
優しく声をかけてくれる
和「どこか具合でも悪いの?」
私は顔を伏せ、ただ駄々っ子のように頭を振ることしかできない
教室中が騒然とする
こんなことをしていたってどうにもならない
でも、どうにもならないからこうすることしかできない
ただこうやって顔を伏せて時が過ぎるのを待つしかないのか
ただ時に身を任せることしか出来ないのか
いずれ澪ちゃんたちが教室に戻ってくるだろう
そのとき私はいったいどうすればいいんだろう
来るべき時の不安で頭の奥がチリチリする
きっと唯ちゃんや和ちゃん、他のクラスメイトも今私に対して
何かしらの言葉をかけていてくれているだろう
だけど当の私にはその声は届かない
教室のドアがガチャリと開く
きっと澪ちゃん達だ
私は……もう……
160Res/113.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。