10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)
2012/05/19(土) 00:33:37.65 ID:quBCikdvo
コンコンとドアをノックし、霧果さん――見崎鳴の母親が入ってくる
霧果「いらっしゃい、恒一くん、ひさしぶりね、ゆっくりしていって」
榊原「ご無沙汰してます、霧果さん」
霧果「ああ、あと最近新しい人形ができたの、それもぜひ見ていって頂戴、感想を聞かせてくれるとなお嬉しいわ」
榊原「はい」
霧果さんは人形作りを生業としていて、ここの半分は展示場となっている。
人形に興味のある男の人は珍しいのか、僕がここに来るたび新作についての感想を求める。
霧果「鳴は今日は外食なのよね」
見崎「ええ、大丈夫よ、お母さんの晩御飯はすでに作ってあるから、温めて」
霧果「あら、ありがとう」
霧果さんは料理が苦手で、高校時代に料理を作れるようになった見崎に任せっきりである。
僕も似たような境遇だ、それにしても僕の前でそのやり取りをするのは少し情けないんじゃないか……?
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