過去ログ - 綾野「私が死者」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)
2012/05/19(土) 00:24:58.57 ID:quBCikdvo

三階に上がると、部屋の入口の前に見崎は立っていた

見崎「久しぶり……榊原くん」

夜見山に来るのは一年半ぶりだが、見崎とは三ヶ月前に東京で会っている。
それに週に一度は電話で声を聞いている、僕としてはもっと話したいのだが、
彼女の携帯電話嫌いは相変わらずで週一ペースでしか話していない。

榊原「そうだね、直接会うのは春以来かな、大学には慣れた?」

彼女は現在地元の国立大学に通っている、中学校のころの彼女の成績はお世辞にもいいとはいえなかったが、
高校時代それなりに努力したらしい。

見崎「まあある程度はね……そっちはどう?」

榊原「こっちもぼちぼちってとこだね、学校自体には慣れたかな」

見崎「そう……とりあえず中に入って」

部屋の中も一年半前と変わりがなく、綺麗に整理されていた。
家具の配置なども全く変わっていない。



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