140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 22:02:54.04 ID:jtYlRIjQ0
六
もうずいぶんと歩いた。
傘は左手にさしている。
まだ日中と呼べる時間だが、
雨雲のせいで空が暗い。
真之丞は四条院の姫の屋敷でどうしているだろうか、
と歩きながら思う。
そのときである。
「お侍さんっ」
弾んだ声に呼ばれた。
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