143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 22:13:49.89 ID:WsHDntHw0
七
町からは少し外れた場所。
ぽつり、と一軒、小屋が立っている。
ここまで追い詰めた。
さて、後は……。
「やい、出てこい!」
千早太は叫んだ。
語気はそれほど強くはない。
すると、出てきた……侍が。
いかにも頑強そうななりをしている。
「槍使い!」
「いかにも」
野太い声で男はそう答える。
「みきはどうした?」と訊いた。
「中にいる」
「雇われたか……」
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