175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/16(土) 22:26:40.82 ID:iK2FkONM0
五
それから三日が過ぎる。
まだ三日、しかしもう三日。
やよいは前者、みきは後者だと感じた。
いくつか手に入れた情報がある。
まず一つ、まみがしようとしている、または巻き込まれていることについて。
どうやら不老不死の法を編み出しそれを教えてくれる者がいるらしい。
このことは妹のあみから得た話だ。
一昨日、律儀にも奉行所にやってきた時に話した。
解決したら団子をいくらでも食べてよいらしい。
ただし一日だけだが。
千早太は地団駄踏んで悔しがっていた。
二つ目はその人物。
不死の術を完成させたといっているのは町はずれのお寺の住職らしい。
しばらく行方不明だったのだがある時ふらりと帰ってきて再びその職についたようだ。
次いで、寺の名前が変わった。
幻惑寺、というらしい。
何とも怪しい名前だということでお互いの見解が一致している。
伝聞調なのは皆人から聞いた話だからだ。
二人はこれから実際に行って確かめようとしているところなのである。
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