246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/07/08(日) 21:32:40.86 ID:G6JUN7P00
六
「あずさ様……これは、迷ってしまったのではないでしょうか?」
さくさくと枯れ落ち葉を踏みながら話している。
「やよい、私にはそうなのかどうかも分かりませぬ」
「やっぱり」
「何か言いましたか?」
優しく微笑みながらあずさが言った。
「あたしも知らない場所へあずさ様と二人きりで行こうというのが、間違いでした」
持ち前の無邪気さで率直に意見を言えるのがやよいの良いところである。
「仕方ないですね。
帰りましょうか」
がっかりした様子だ。
今日は町で服を新調するつもりだったのだが。
338Res/186.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。