過去ログ - 真、まことの剣豪
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248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/07/08(日) 21:39:41.61 ID:JYv91j+b0

さらに三人、奥から出てきた。

全部で五人。

「金をよこしな。

そうすりゃ服をはぐくらいで許してやるぜ」

「俺はそれじゃあ我慢できねえな。

えらい美人だ」

男たちが脅し文句を言っている間にあずさが割って入った。

「あら、この子も可愛いではありませぬか」

「がきに興味はねえ」

「おい、俺はがきの方を見て言ったんだぜ」

「なんだと!」

今にも仲間割れが始まりそうな様子である。

「喧嘩していませんで、かかってきたらどうです?」
うふふと笑いながら、あずさが男たちを挑発する。

やよいは、その瞳を見て、これは楽しんでいるなと思った。

「なんだあ?

泣き顔を見ながら、その躰、好きにしてやるぜ」

前後にそれぞれ三人と二人であずさとやよいを囲むようにして、
男たちは剣を構える。

「へへ、丸腰でどうしようってんだ。

怖くて声もでないか」

「わあー」
やよいが朗らかに声を出した。



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