281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/07/15(日) 21:22:34.64 ID:StkKHyuC0
十五
あの日、真之丞はひびきを背負って、
後からきた千早太はみきを背負って、
四条院の屋敷を後にした。
貴音姫が見せた残酷さと、優しさ、悲しみの心を、
真之丞はずっと忘れないだろう。
今は夏。
道場の外では、蝉がじいじいと鳴いている。
あずさは、白い胴着と紺の袴の姿で立っている。
真之丞も同じ格好だ。
338Res/186.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。